JAXA | 若田宇宙飛行士 ISS長期滞在ミッション特設サイト

ISS EXPEDITION KOICHI WAKATA
思いやる。チームは強くなる。
ISS、そして月へ。人類のさらなる発展に日本のリーダーシップを。人類のさらなる発展に日本のリーダーシップを。
帰還日時3.12[Sun]11:02(日本時間)Return

Topics

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Mission

若田宇宙飛行士

Information

搭乗機
スペースX社 クルードラゴン宇宙船 運用5号機
打上げ場所
米国フロリダ州 ケネディ宇宙センター39A射点
打上げ日時
2022年10月6日(木) 1時00分(日本時間)
帰還日時(予定)
2023年3月12日(日) 11時02分頃(日本時間)
 
帰還場所
フロリダ沖
ISS滞在日数
約5か月間
  • 2022年10月6日

    打上げ

    クルードラゴン宇宙船
    運用5号機で打上げ

    国際宇宙ステーション(ISS)滞在

  • 約5か月後

    帰還

Crew-5

  • ニコール・マン

    NASA Astronaut

    ニコール・マン

    初めての宇宙飛行。フライトエンジニア。Crew-5ではコマンダーを務める。

  • ジョシュ・カサダ

    NASA Astronaut

    ジョシュ・カサダ

    初めての宇宙飛行。フライトエンジニア。Crew-5ではパイロットを務める。

  • アンナ・キキナ

    Roscosmos Cosmonaut

    アンナ・キキナ

    初めての宇宙飛行。クルードラゴンに搭乗する初のロシア人。Crew-5ではミッションスペシャリストを務める。

日本人最多5回目の
飛行までの軌跡
Trajectory to
Fifth Flight

ISS船長への軌跡01

宇宙へのあこがれ

若田宇宙飛行士に宇宙へのあこがれが芽生えたのは5歳の時、1969年7月20日、アポロ11号の月面着陸のテレビ中継を見ながら、宇宙で人間が活動していること、宇宙飛行士という仕事があることに強い興味を持ちました。中学生の頃には将来の目標として航空機のエンジニアを目指すようになり、高校時代に所属していた野球部では、先を読む洞察力や集中力、チームワークを学びました。大学では航空工学科を専攻。大学院修士課程修了後の1989年に航空会社に入社し、整備技術者として仕事を始めました。

ISS船長への軌跡01

宇宙飛行士候補者に選ばれる

1991年、28歳の時、通勤電車の車内で「宇宙飛行士候補者募集」の記事を見つけ、子どもの頃に見たアポロ月面着陸を見た感動が蘇ります。航空機エンジニアの仕事には大きなやりがいを感じていたものの、宇宙飛行士に挑戦するチャンスであり、技術者としての経験を生かして人類全体に貢献できる、また宇宙飛行士の選抜がどんな風に行われるのかを見てみたいという好奇心もあり応募を決意。そして1992年4月に宇宙飛行士候補者に選ばれました。

ISS船長への軌跡01

日本人初のNASAミッションスペシャリストに任命

若田候補者がまず直面したのは英語。たとえばスペースシャトル搭乗のシミュレーション訓練等で早口の英語が理解できません。また航空機を操縦した経験もないのに、超音速も出せるNASAのジェット練習機で訓練を始めましたが、同乗するパイロットや管制官が何を言っているかしっかり理解できません。そこで練習機操縦中の会話を録音して聞くことにしました。NASAでの訓練開始後1年近く立った頃、英会話にも困らないようになると、訓練が楽しくてたまらなくなります。1993年8月には、日本人初のNASAミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者)に任命されました。

ISS船長への軌跡01

1st mission:STS-72ミッション

1996年1月、STS-72ミッションに日本人初のミッションスペシャリストとして搭乗。当時はまだ国際宇宙ステーション(ISS)は準備の段階にあり、構成要素の打上げは行われておらず、高度450km前後で地球を周回しながら、スペースシャトル内外で実施するミッションでした。新人宇宙飛行士ながら、ロボットアームで日本と米国の2つの人工衛星の回収と放出という難しい操作を任され、ミッションを成功に導きました。

ISS船長への軌跡01

2nd mission:STS-92ミッション

前回ミッションでの卓越したロボットアーム操作が評価され、国際宇宙ステーション(ISS)の建設ミッションSTS-92に任命され、2000年、日本人で初めてISSの建設に参加。ところが打ち上げ後、通信装置や電気回路のショートなどのトラブルが続出します。ロボットアーム操作で使う予定だったテレビカメラの一部が使えなくなったものの、若田飛行士は見事に操作しドッキング作業を成功させ、「The Man (凄いヤツ)」と地上管制チームからも絶賛の声があがりました。

ISS船長への軌跡01

3rd mission:ISS第18次/第19次/第20次長期滞在

2008年、ISSに土井隆雄、星出彰彦宇宙飛行士によって「きぼう」日本実験棟の船内保管室、船内実験室が取り付けられました。若田飛行士は2009年3月にISSに向かい、太陽電池パドルの基部構造の取り付けと展開を行い、宇宙飛行士6人体制に必要な電力を供給する準備を整えます。7月には「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームを取り付け、「きぼう」を完成させました。約4ヶ月半の宇宙滞在を行った後、地上に帰還。帰還後すぐの記者会見に歩いて出席し、骨量減少の対策としてトレーニングなどを行った日本の実験の効果を世界にアピールしました。

ISS船長への軌跡01

日本人初のNASA宇宙飛行士室ISS運用部門のチーフに任命

2010年3月、若田飛行士はNASA宇宙飛行士室ISS運用部門のチーフに任命されます。NASAの管理職を務めるのは日本人で初めてのことでした。部下は約30人。ISS長期滞在宇宙飛行士の訓練や長期滞在を支える世界各国のさまざまな担当者との交渉や調整を行い、ISSに搭乗する宇宙飛行士の業務全体を支援するという仕事でした。

ISS船長への軌跡01

4th mission:ISS第38次/第39次長期滞在

2013年11月7日から 2014年5月14日まで、国際宇宙ステーション(ISS)第38次/第39次長期滞在クルーとして、ISSに約188日間滞在。長期滞在の後半となる第39次長期滞在においては、日本人初となるISS船長(コマンダー)に任命され、船長として米露のクルー5人を指揮しました。若田宇宙飛行士は、長期滞在の間に数多くの宇宙実験を実施し、ISSへ到着した補給船の把持・係留作業を行ったほか、米国の船外活動支援を行いました。また、実験機器やISSの安全な維持・運用に必要なメンテナンス作業などを実施しました。

ISS船長への軌跡01

And 5th mission・・・

2020年、日本人最多となる若田宇宙飛行士5度目の宇宙飛行が発表されました。「世界各国の宇宙飛行士のチームの中で、和の心を大切にし、リーダーシップを発揮して、ISSの利用成果を最大化することに貢献できるよう、訓練と準備を進めていきたい・・・」若田宇宙飛行士のミッションがいよいよ始まります。

若田ミッションを
支える人々

Be Considerate,
Be Strong Team

5つの星と無限大のシルエットを描く5本のラインは、若田宇宙飛行士の5回目の宇宙飛行と宇宙開発の無限の可能性を表現しています。青い地球、国際宇宙ステーション(ISS)と「きぼう」日本実験棟、新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)、月と火星(アルテミス計画)が白いライン上に描かれ、全てが繋がる活動であることを表しています。全体を支える中央の日の丸は、宇宙分野での国際協力における日本のリーダーシップを象徴し、さらにミッションロゴの輪郭の楕円形の輪(和)と若田宇宙飛行士直筆の「和」には、若田飛行士が大切にするチームワークや「和の心」という意味が込められています。

  • 01
    「きぼう」運用チームのリーダーとして、若田ミッションを必ず成功させます!
    森 研人フライトディレクタ (J-Flight)

    若田飛行士ISS滞在期間の内、約3か月間をインクリメント リードJ-Flightとしてサポートします。きぼうを支える総勢約130名の運用管制チームを取りまとめ、若田飛行士ともしっかり連携を取りながらミッションを成功に導くよう、指揮をとっていくのがJ-Flightの役割です。若田さんの初フライトの時私はまだ小学生でしたが、そのころから若田さんは私にとってスーパースターです。そんな憧れの大先輩と一緒に仕事をさせていただけることを今からとても楽しみにしています。

    若田さんが宇宙での仕事に100%集中できるよう、地上から全力でサポートしますので日本人最多となる5度目の宇宙飛行、今までで最高のミッションにしてください!

  • 02
    若田さんの健康状態を医師(専任フライトサージャン)として全力で支えます!
    横田 航志フライトサージャン

    若田宇宙飛行士の専任フライトサージャンを担当しています。専任フライトサージャンは飛行前・飛行中・飛行後の健康管理を専属で実施しています。(専任フライトサージャンの業務内容についてはこちらでも紹介していますのでぜひご覧ください。)宇宙という特殊な環境で若田飛行士が安心して仕事ができるようにすることが私の役割です。

    ISS利用最大化と今後の有人宇宙探査活動へ向けた若田飛行士の活躍を、専任フライトサージャンとして陰からしっかり支えたいと思います。若田さん、応援しています!

  • 03
    「きぼう」運用を全面サポートし、若田さんに安全・安心な実験作業を!
    関谷 優太有人宇宙技術センター

    きぼう」を24時間365日、安定的に運用し、宇宙飛行士が安全に滞在できるように、「きぼう」システムレベルでの運用成立性を維持することがシステムインテグレーションの仕事です。電力・熱・通信のリソースを各実験装置に適切に配分し、軌道上の運用データを評価することで、技術的な立場から運用をサポートしています。

    さらに、「きぼう」全体を制御するメインコンピュータなどのインフラ装置や、実験ラックなどの共通実験装置の開発・更新を行い、システムを維持するだけでなく、これまで実現できなかった新しい実験を可能とする、ユーザーがより使いやすい「きぼう」にアップデートしていくことが私たちの使命です。

    若田さん、前回のISS滞在より使いやすくなった「きぼう」を使い倒してきてください!

  • 04
    若田さんの宇宙生活を、良質な宇宙食と生活用品でサポートします!
    丸山 敬貴宇宙飛行士運用技術ユニット宇宙飛行士健康管理グループ

    私は宇宙飛行士に資する「宇宙食や生活用品」関連業務を担当しております。宇宙で食べる日本食「宇宙日本食」や今回の若田さん搭乗で日本として初搭載となる「新規生活用品」は、日本民間企業等の皆様の多大なるご協力の元、開発されたすばらしい製品です。これらの製品は宇宙飛行士のQOL(Quality of Life)向上はもちろんのこと、将来の宇宙旅行者の満足度アップ、宇宙生活だけでなく地上生活をより良くすることに繋がることを目指しております!

    私が学生の時イベントでサインをもらってから数年、こうやって憧れの若田さんと共にお仕事できること感無量です。若田さん、是非宇宙で「日本民間企業等の力」を感じて下さい!

  • 05
    「きぼう」での新しい実験成功のため、若田さんを全力でアシストします!

    私が所属するきぼう利用センターでは、微小重力などの宇宙環境の特徴を利用した実験の計画や装置開発、運用を行っています。私が開発を担当する「静電浮遊炉」を使った物性測定実験もその1つです。

    地上の実験担当者と「きぼう」にいる若田さんが協力し、わずか直径2mm程の実験試料を慎重に浮遊・溶融させ、物性の測定を行います。1つ1つの実験の成功のために、若田さんは実験の訓練に、そして実験担当者は安全かつ宇宙でも操作しやすい装置開発や手順書作りに取り組み、常にお互いを意識し連携しながら、念入りな準備を進めてきました。

    若田さん、いよいよ本番ですね。実験本番を迎える日を楽しみにしています!

  • 06
    より快適な宇宙生活の実現のため、若田さんと未来の宇宙開発へつなげます!
    二村 聖太郎有人宇宙技術センター

    環境制御・生命維持システムはECLSS(Environmental Control and Life Support System)と呼ばれ、宇宙という閉鎖環境で人類が生活するために必要不可欠な技術です。ECLSSは空気再生、水再生、廃棄物処理といった様々なシステムで構成されることで炭素や水素、酸素を介した物質循環が可能になり、地球からの補給量の低減に貢献します。

    JAXAでは月周回有人拠点(Gateway)等の有人宇宙活動へのECLSS提供を目指した研究開発を実施しており、将来的には必要な水や空気を再生により完全に循環・供給するClosed-ECLSSの開発を目標としています。私は地上実証やISS実証を通した、JAXAのECLSSにおける技術成熟度の向上に取り組んでいます。大学の大先輩でもある若田さん、今回のミッションでのご活躍を応援しています!

  • 07
    若田ミッションの「安全確認係」として、船外活動まで全力サポートします!
    小柳 英雄宇宙飛行士運用技術ユニット宇宙飛行士運用グループ

    若田飛行士の前回のフライト、2013年のソユーズ37Sミッションから宇宙飛行士の安全確認業務を担当しています。搭乗する宇宙船、打上ロケットやISSについて、安全に関連するあらゆる情報を定常的に収集・評価して打上や帰還前にJAXA宇宙飛行士が安全にミッションを達成できるよう確認する業務です。

    Crew-5の搭乗支援隊では安全確認係として打上や帰還時にヒューストンの管制センターで宇宙飛行士と地上の管制官との通信をモニタし、安全の観点で収集した飛行状況や飛行士の情報を関係者へ迅速に展開する役割を担います。

    また、JAXA宇宙飛行士の船外活動時の安全確認も我々の重要な役割です。若田さんの船外活動の実現に向けてこちらも全力でサポートします。

Products
On-Board

若田宇宙飛行士

搭載する生活用品

JAXAでは、国内のすぐれた民間の製品をISSに搭載することで、日本人宇宙飛行士の任務の確実な遂行に寄与することを目的として、民間企業が開発・製造した製品を日本人宇宙飛行士用の生活用品としてISSに搭載する取組みを行っています。

また、宇宙生活での課題や困りごとをまとめた「Space Life Story Book」を元に宇宙と地上に共通する課題を解決するアイデアを企業等から募集し、選ばれたアイデアをISS搭載に向けて企業等に製品化していただく取組みを実施しています。今回、2020年の第1回募集に応募いただいた94件のアイデアの中から選定された9製品が、いよいよISSへと飛び立ちます!

  • オーラルピース

    オーラルピース

  • Space Laundry Sheet

    Space Laundry Sheet

  • 3D Space Shampoo Sheet

    3D Space Shampoo Sheet

  • 宇宙靴下® 「アストロソックス®」

    宇宙靴下®
    「アストロソックス®

  • 宇宙船内服(WHOLEGARMENT®)

    宇宙船内服

  • ギャツビー スペースシャワーペーパー

    ギャツビー スペースシャワーペーパー

  • すすぎが簡単なハミガキ

    すすぎが簡単なハミガキ

  • Fixpace

    Fixpace®

  • mouthpace(マウスペース)

    mouthpace®
    (マウスペース®)

  • 株式会社トライフ オーラルピースプロジェクト代表 関東学院大学客員教授 手島 大輔
    九州大学オーラルピース研究チーム
    株式会社トライフ オーラルピースプロジェクト代表
    関東学院大学客員教授 手島 大輔
    生活用品

    オーラルピース

    革新的な口腔ケア製品で全国の障害者の仕事創出

    応援メッセージ

    オーラルピースは、九州大学の菌で菌を制す乳酸菌バイオテクノロジー研究から産学官で発明、原因菌にアプローチしながら飲込んでも安全な乳酸菌ペプチド特許製剤配合。21世紀のグリーンテクノロジーによるケミカルフリー・プラントベース・生分解性100%、体と環境に優しい飲める成分の歯磨き・口腔ケア製品です。地上の課題である赤ちゃんから要介護高齢者までの健康寿命伸延、医療者負担低減、被災地支援や環境保護、製造販売を通した障害者の仕事創出活動を世界15か国に展開中です。
    若田さん、宇宙に挑戦するその姿から、地球上の10億人を超える生き辛い障害者やその家族、戦争や様々な困難に苦しむ全人類に生きる希望と夢を見せてください。PEACE!!

  • 北川 康太
    花王株式会社ハウスホールド研究所 開発担当
    北川 康太
    生活用品

    Space Laundry Sheet

    清潔な衣類で快適な宇宙生活を

    応援メッセージ

    宇宙空間では水が貴重なため、衣類を洗濯することができず、汗がついたりニオイが気になったりしても、宇宙飛行士の皆様は、何日も同じ衣類を着用し続けるという話を伺いました。また、衣類に食べ物などの気になる汚れがついた場合には、洗濯できないため廃棄するしかないそうです。
    Space Laundry Sheetは衣類用の洗浄液を含んだシートで、水を使用することなく、拭くだけで気になる汚れやニオイを落とすことができます。さらに、抗菌・消臭成分配合で、衣類を清潔な状態に保つことが可能です。
    清潔な衣類により、若田飛行士の快適な宇宙生活に少しでも貢献できれば幸いです。ミッションの成功をお祈りしております。

  • 吉田 寛 / 高橋 奈緒美
    花王株式会社ヘアケア研究所 開発担当
    吉田 寛 / 高橋 奈緒美
    上原 一之 / 長谷部 学
    花王株式会社包装技術研究所 開発担当
    上原 一之 / 長谷部 学
    生活用品

    3D Space Shampoo Sheet

    「頭皮マッサージと洗髪でリフレッシュを」

    応援メッセージ

    ISS内での洗髪は、水の使用が極少量に制限されていること、微小重力環境下で周囲へのシャンプー液の飛散に注意が必要なことなど、地上での洗髪に比べ困難が伴います。今回提供する3D Space Shampoo Sheetは、洗髪用の洗浄液をあらかじめ含浸させた、凹凸の立体形状を有する不織布シートです。立体形状シートの凸部で頭皮マッサージをしながら使用でき、頭皮や根元の汚れを拭き取ることができます。水を使用する必要がないため、ISSでも液体の飛散を気にせずに洗髪することが可能です。みずみずしい香りとともに、洗髪時のリフレッシュ感も感じることができます。若田飛行士、運動後に3D Space Shampoo Sheetで髪も心もリフレッシュを。

  • 松井 孝明 / 久保 貴裕 / 松本 妙子 / 髙木 映子
    株式会社ワコール【人間科学研究開発センター】
    松井 孝明 / 久保 貴裕 / 松本 妙子 / 髙木 映子
    生活用品

    宇宙靴下®「アストロソックス®

    ISS船内では、足は手が4本のような動きに!

    応援メッセージ

    若田宇宙飛行士をはじめ、宇宙の経験のある宇宙飛行士の方々のヒヤリングや船内活動の動画観察から、宇宙生活がより快適で活動してほしいと思い、ワコール人間科学研究開発センターは「アストロソックス®」を開発しました。この靴下は、ISS長期滞在で船内作業に適するよう、足の表裏にシリコンプリントし、足を引っかけやすく、身体を固定しグリップが効くことで手と足ではなく、4本の手のような感覚で快適に作業のサポートをします。またボロボロ対策や衝撃時の軽減、消臭機能、着用感や動きやすさも工夫しています。今回のISS滞在で着用して頂くことで少しでも課題に寄り添えていたいと思っています。宇宙でのミッションを終え、若田さんの元気な姿を拝見できることを切に願っています!

  • 生活用品

    宇宙船内服(WHOLEGARMENT®

    河野 秀和
    シタテル株式会社代表取締役CEO
    河野 秀和
    生活用品

    宇宙船内服

    地球の鼓動と人が同期する衣服。未踏の地に向けて。

    応援メッセージ

    今回のプロジェクトでは、宇宙という極限空間において、衣服に求められる本質的な“価値“とは何か?このような「問い」を起点とし、プラットフォーム上のコミュニティで多くの人、企業、アカデミアの英知を結集するところからスタートしました。シタテルのチーム、そしてパートナー企業の皆様と共に「人類が新たなステージに進むためのプロローグ」となる衣服の要件として、マテリアルやテクノロジーの進化に加えて、人間の本能に従うプリミティブな衣服を目指し、今回の開発に至りました。若田さんのミッションの成功と共に、これからの宇宙空間での暮らしがより身近で豊かな時間となることを、心より願っております。

    菅 純哉
    スノーピーク 未来開発本部 Apparel開発部エグゼクティブクリエイター
    菅 純哉

    “野遊び”で培ったノウハウを宇宙船内服に活用!

    応援メッセージ

    宇宙船内生活で発生するストレスを、衣服を通して少しでも軽減したい。そんな思いから今回の開発が始まりました。素材選びや縫製方法をプロダクトパートナーと試行錯誤し、着心地の良さと快適さという人間をリラックスさせる要素を徹底的に追及したウェアが完成し、今回、若田宇宙飛行士へ提供させいただくことになりました。人と自然をつなぐことに尽力してきたスノーピークの製品が、ついに地球を飛び出し宇宙へ行くことが決まり、言葉にできないほどに感動しています。若田さんをはじめ飛行士の皆さんのミッションが成功をすることを切に願っています。

  • 齋藤 美幸 / 志水 弘典 / 森野 修
    株式会社マンダム
    スキンサイエンス開発研究所
    フロンティア開発研究室
    齋藤 美幸 / 志水 弘典 / 森野 修
    生活用品

    ギャツビー スペースシャワーペーパー

    宇宙でもシャワーを浴びたようなさっぱり感を

    応援メッセージ

    ISS に搭載される「ギャツビー スペースシャワーペーパー」は、シャワーのない宇宙生活 においても「肌を清潔にして、心からリフレッシュしたい」という生活課題を解決するアイ テムです。宇宙生活での筋力低下を防ぐため、宇宙飛行士は毎日 2 時間のトレーニングを 行いますが、トレーニング後に汗を拭うだけでは「シャワーを浴びたようなサッパリ感」が 得られず、リフレッシュもできません。この課題に対し、TRP チャネル研究から生まれた 「Kai-tech Zero G 技術」を応用し、宇宙空間でもヒトが心地よく感じる清涼感を実現しま した。私達の技術や製品が「宇宙生活にもお役立ち」できる事を大変嬉しく思います。緊張 の続く ISS でのミッションの合間、心地よい肌感覚と香りでリフレッシュし、豊かな宇宙生 活を楽しんで頂ければと思います!

  • 渡辺 英明 / 加藤 妥治 / 永元 しのぶ / 稲垣 英輔 / 安藤 弘晃 / 金 相勳 / 久樂 英範 / 黒川 博史
    ライオン株式会社
    渡辺 英明 / 加藤 妥治 / 永元 しのぶ /
    稲垣 英輔 / 安藤 弘晃 / 金 相勳 /
    久樂 英範 / 黒川 博史
    生活用品

    すすぎが簡単なハミガキ

    毎日の歯みがきを宇宙でも快適に!

    応援メッセージ

    宇宙空間でも大切な生活習慣のひとつである「歯みがき」。宇宙では水は大変貴重な資源であるため、地上と同じように水を使ってすすぐことはできません。歯みがき後の口の中にある泡は、飲み込むか紙に吐き出さなければならず、人によっては「不快感を伴うもの」でした。「すすぎが簡単なハミガキ」は、一般的なペースト状のハミガキと異なる泡状タイプのハミガキで、泡立ちや香味の工夫により「すすぎ」を簡単に行うことができます。オーラルケアメーカーとして、宇宙での毎日の歯みがきを、心地よく、前向きなものとすることで、若田宇宙飛行士のより良い「宇宙での暮らし」をサポート出来れば幸いです。

  • 鈴木 克巳 / 福島 大輔 / 寺原 孝明
    久光製薬株式会社 研究開発本部
    鈴木 克巳 / 福島 大輔 / 寺原 孝明
    生活用品

    Fixpace®(フィクスペース®

    貼るを宇宙へ ~No more floating items~

    応援メッセージ

    無重力空間において物の紛失・散乱が起こるという課題に着目し、壁やテーブルに貼付するだけで、ボールペンやナイフ・フォークなどの食器まで簡便に固定することができ、何度でもモノを貼ったり剥がしたりすることができる機能を備えたテープを開発しました。
    若田飛行士は5度目の宇宙飛行で新たな課題にチャレンジされるということで、益々のご活躍をお祈り申し上げますと共に、FixpaceでISS生活が快適になることを期待しています。

  • 森 健一 / 今井 里恵
    TSUYOMI 株式会社
    森 健一 / 今井 里恵
    生活用品

    mouthpace®(マウスペース®)

    宇宙空間でも日本の四季を感じるハミガキ

    応援メッセージ

    当社のタブレット歯磨きは、1 粒を噛んで泡立ち「吐き出す」又は「少ない水」で歯磨きができる為、宇宙生活での“貴重な水”の節約が可能な製品です。季節感や時間感覚を得ることが難しい宇宙生活で「日本の四季を想起させる」4 種類の天然香料(春/薔薇、夏/薄荷、秋/生姜、冬/柚子)を添加したことで、季節の移ろいや地上の自然を感じられ、香りによるリラックス効果をもたらします。噛む=咀嚼することで気分転換と歯磨きができる為、短時間でオーラルケアとメンタルヘルス双方の健康にも効果を期待できます。

    若田宇宙飛行士はもちろん、世界の宇宙飛行士の皆さんと一緒に宇宙で日本の四季を楽しんで頂きたいです!

搭載する宇宙日本食

若田宇宙飛行士

その他、若田宇宙飛行士向けに搭載する宇宙日本食

宇宙日本食とは?

Biography

若田宇宙飛行士
若田 光一

1963年埼玉県生まれ。1996年、STS-72に日本人初のスペースシャトル・ミッションスペシャリスト(MS)として搭乗。2000年、STS-92に搭乗し、日本人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)建設に参加。2009年、ISS第18次/第19次/第20次長期滞在クルーとして日本人初のISS長期滞在を実施。
2013年11月から2014年5月にかけて、ISS第38次/第39次長期滞在クルーとしてISSに188日間滞在し、その後半の第39次長期滞在では日本人初のISS船長として、クルーの指揮をとった。

  • 若田宇宙飛行士の活動画像01
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JAXA 有人宇宙技術部門 Humans in Space人類の
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